02月22日(月)

嫌味がないでしょう?

2月22日。見事なゾロ目だなぁ・・・なんて思った瞬間、母の誕生日が過ぎ去っていたことに気付き、船橋西武に足を運びました。

もうすぐ春も来ることですし、紫外線も激しく降り注ぐことでしょう。
というわけで、帽子をプレゼントすることに決めました。

私は、お買い物の最中、いかなる場合でも店員さんに話しかけられることを良しとしません。
それは、私が店員さん顔負けの素晴らしいセンスをお持ちなわけではありませんが、「自分の買うものくらい自分で決めるわ!」という精神。それを回避するため、買い物中、私はヘッドホンを装着したまま「近寄るな」オーラを出す努力をしているわけです。
例外があるとすれば、ファッションアドバイザー的職業の友人がいる店に行った時です。なにせ彼らは私がどんなものを好むかを、プライベートな付き合いでわかってくれているから。

今回は、母が好むものを探していたため、全く知らない店に入ったのですが、案の定店員さんが話しかけてきました。おそらくベテラン店員かと思われる年代の女性でしたが、私はいつも通り「近寄るな」オーラを出しつつ失礼にならない程度の応対をしました。しかし、めげることなく薦める店員さん。私の左斜め後ろに、まるで守護神であるかのように立ち続けます。

あまり粘るものだから、根負けして、今日は自分のものではありませんし、しょうがなくレクチャーを受けつつ選ぶことにしました。

ひとつめの帽子。
「すごく品のある形だけど、嫌味がないでしょう?」

ふたつめの帽子。
「このカーブが素敵で、嫌味がないでしょう?」

みっつめの帽子。
「これ凄くかぶりやすいのよ。(自分でかぶって)ね?嫌味がないでしょう?」
ポーズまでつけて。

よっつめ、いつつめ、この先もずっと、「嫌味がないでしょう」押しです。
なんなのだろう。このボキャブラリーの少なさは。

だいたい、嫌味がある帽子ってなんだ。
スネオやトンガリのかーちゃんがかぶってそうなやつか?

嫌味がある帽子しょうがないから、12回目くらいの「嫌味がない」らしい帽子を買って帰りました。完全なる敗北です。

この嫌味のない帽子が、嫌味のない母の、嫌味のない肌を、嫌味のない紫外線から、嫌味なく守ってくれると、嫌味がないですね。

「嫌味」ってこんな字だったっけ?と思ってしまうほどです。

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この記事は2010年02月22日(月)10:18 PM に投稿されました
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4 件のコメントがあります

  • ず  2010年02月26日(金) 5:57 PM

    うちの嫁も店員うざいらしいです。

    が、やっぱりカンダ大先生。

    デザイナーとしては「近寄るなオーラ」を
    なんかこう具現化しなくてはいけないんじゃないでしょうか?
    リアルだと電通とかレベルじゃないとできなさそうだけど、ネットショップなら面白いコミュニケーションデザインができそうです。

  • 神田@ブログ管理者  2010年03月04日(木) 10:08 PM

    > ず さん・・・ずさん?

    そうですか。お嫁様も。なんだか意外ですね。
    やはりiPhoneのそういうやつとかで具現化するのがスマートでしょうか。

    ネットショップ視点なら、「ごちゃごちゃしてないデザイン」が、それに近いと思います。というか、それがネットショップの目指す所じゃないですかね?少なくとも私はそう。
    おせっかいに見えないおせっかいとでも言いましょうか。

  • ず  2010年03月10日(水) 1:18 AM

    >カンダ先生

    いや、ネットショップ視点じゃなくて、あくまでネットサーフィン(私語?)する人が出せるオーラのデザインのこと。
    「B」ボタン押しながらクリックすると画像やフラッシュを見ないですむとか。それがただの一サイトのアイデアじゃなくて動作を含む一般的なネットデザインになれないかなって。

    うん現実の世界でも 未だに話しかけないでオーラをださなきゃいけないから。むづかしいのでしょうね。

  • 神田@ブログ管理者  2010年03月10日(水) 11:47 PM

    > ず さん

    画像はブラウザで制御するしかない。という考え方なのではないでしょうか。

    そもそも、デザインを含めてのWebサイトなので、「このサイトの画像やフラッシュが鬱陶しい」と思うならば、それは見やすさや使いやすさの質が低いということで、自然とひとは離れていく気がします。

    しかしながら、「鬱陶しいけど見たい情報が満載だ」という場合もあることでしょう。その場合は、「鬱陶しい」に「見たい」が勝っているわけで、ひとつの成功といえると思います。

    それは実店舗で言うと「汚いけど食べに行きたくなるおいしさ」の中華料理屋さんです。

    けれど、私が汚い店が嫌いだからそう思うのであって、「おいしいなら関係ない」というひともいます。

    つまり、マイナス要素となり得る事項が、出来るだけ多くのひとに受け入れられる(許せる)範囲のボーダーラインをどこに設定するかということだと思います。それを考えながらサイト構築を行なうのではないでしょうか。

    非常にネガティブ思考な気もしますが、あくまでも「情報の質」と、その目的を軸に置いておくべきです。もちろん様々な要素が相乗効果を生むことがなによりですが。

    なので、「おせっかいに見えないおせっかい」みたいなことと似たような考え方ですが、鬱陶しさを排除させるシステムやデザインよりも、鬱陶しいと思わせない方を優先させるべきだと思います。じゃないと(制作側からみれば)デザイン要素の質を向上させる意味が無くなってしまいます。私が制作側の人間だから、こう考えてしまうのかもしれませんが。

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