02月28日(日)

『実験!WordPressラボラトリー』へ行ってきました

お土産

お土産

今日は、東京・新宿の関東ITソフトウェア健保会館でありましたWordpress×ロクナナワークショップ「実験!Wordpressラボラトリー」へ行ってきました。

風邪は治っていません。治っていませんが、咳もおさまり、熱もだいぶ下がったことと、誰かに代理を頼もうにも、たいていの方がお休みの日曜日に、好んでセミナーへ行ってくれる方が私の周りにはいませんでした。私だって、家族持ちの方には日曜日くらいお家で過ごしてもらいたいし。そんなわけで、若干鼻を垂らしながら行ったのですが、後悔などなにひとつあらず。とても面白いセミナーでした。

今回のテーマは Wordpress ということで、もちろん実際に使ったことがある方は奥深さがわかるので、その意義が理解できると思うのですが、テーマとしては割と専門的で狭いです。私は、個人でも会社でも Wordpress を使用してのWebサイト構築経験がありますが、やはり使いようで、ものすごく俯瞰でみたら Wordpress だけがわかった所で、Web屋としてご飯は食べられません。Wordpress 以外のCMSの方が向いている案件もたくさんあります。

ですが、私は Wordpress が大好きです(笑)
ここ2年くらいでも20サイト以上、Wordpress での構築を提案して、嫌いにもならなかったし、飽きなかったことを考えると、やっぱり好きなようです。一回くらいこういうセミナーに行ってみたいなーと以前から思っていたので、今回申し込んでみました。

ご登壇された方と、概要はこちら(http://event.67.org/wordpress/201002/)をご覧いただくのが一番わかりやすいかと思います。
また、セミナーの twitter ハッシュタグはこちら(#wp67)。

以下、内容と感想を軽く書きますが、これはWordpress を使用させていただいてる自分が、実際に使いながらちゃんと書くべきことなので、後日また追記します。

 


 

SESSION1では、マクラケン直子さんが 「Wordpress活用と参加のためのヒント」についてお話ししてくださいました。
現在、Wordpress で運営されているWebサイトの紹介(三階ラボクックパッドの一部)や、カスタムフィールド、カスタムタクソノミー、ポストタイプで分類する効率的なコンテンツ管理のヒント、またSESSION4でも触れますが、次期バージョンである3.0についての説明がありました。
そして、オープンソースとして知られている Wordpress ですが、Webデザイナーも参加しよう!という呼びかけもありました。確かに、Wordpressに限らずCMSと考えるとどうしてもプログラマ寄りの方のため・・・と感じ臆してしまいますよね。ただ、数年前までPHPなんてさっぱりわかんねーよ(今でもほとんど理解していないと思われる)だった私が、多少システマティックなところを理解出来るようになったところを見ると、想像を絶する難しさなわけではないと思います。ちなみに私は頭も良くないです。
デザイン的な側面から考えられることもたくさんあると思います。「Wordpressを使って○○が出来る」みたいなことを大雑把に捉えておくだけでも、システム面と絡めて提案したり、意見したりすることが出来ると思うので、デザイナーも積極的に参加したいところですよね。

 


 

SESSION2では、ノエル・ジャクソンさんが「デザイン・イテレーション」と「ディレクテッド・デザイン」についてお話ししてくださいました。
技術的というよりは、デザインをする上での考え方やプロセスについての説明で、Wordpressでのテーマ開発を例に話されていましたが、私はこれからのWebサイト構築全体として考えても良いと思います。とても面白かったです。
イテレーション(イテレーティブ)というのは、繰り返しという意味です。ノエルさんは「プロジェクトは生き物のようで、イテレーションデザインは生き方」と形容していましたが、少しずつ修正を加えながらよりよいデザインへ変化させていく手法とでも言いましょうか。
例として、P2(Wordpress でtwitterっぽい見せ方や投稿が出来たりするテーマ)をあげて説明してくださいましたが、このデザイン制作にPhotoshopは使わず(カンプみたいなものをPhotoshopで作らなかったと捉えればわかりやすいですかね)に、紙とHTML(とCSS)で作成したのだそうです。
実は私もWordpressを使うようになってから、Photoshopをほとんど使わなくなりました。パーツを作るときと、カンプの提出を望まれた時は別として。私はイテレーティブ・デザインを意識したわけではなく、ただ単にその方が早いからというだけですが、クライアントさんもデザインだけを見せるよりも、マウスオンした時の動きだったり、Wordpressの場合はテーマをひとつ作れば、トップページだけではなく、そこから繋がるページも簡単に形作って見せた方が、わかりやすいです。もちろん複数のデザインを作ってもテーマを変えてあげるだけで、他のデザインもその場で簡単に見せることが出来ます。この辺の作業を単純化して、もちろんスピードは経験とともに上がっていくものだと思いますが、最初の段階である程度の拡張性を考えてあげれば、後々修正を加えることも無駄な時間ではありません。また時間の流れと共に、変化していかなければならないものも多いですから、少しずつ変化させながら、よりスピーディーに目的達成に導いていく手法は、Wordpressに向いていますよね。

また、印刷の世界から生まれたデザインの考え方として「ディレクテッド・デザイン」というお話しもありました。
雑誌とかって、その内容(ページ)によって見せ方(ページのレイアウトやデザインコンセプトなど)が違うけれど、Webサイトはなかなかそれが実現しにくい。けれど、それをやっていくべきだというお話しでした。
確かに、Webサイトって1サイトのデザインコンセプトを決めたら、そこからブレないように中身を構成していくことって多いですよね。でも、それがある商品(サービス)ページの場合は合わない・・・ってよくあることだと思います。私の会社では多々あります。CMSを使って、自動化して簡単に、楽に管理しようという考え方とは相反するようですが、CSS・Javascript・PHP(Wordpressもそのひとつ)を使えばコンテンツをユニークに見せて、かつ管理する方法はあるし、出来るんだよ、というお話しでした。
ご自身が開発された、duotone という面白いテーマもご紹介してくださいました。写真主体のブログなどに有効かと思いますが、その写真で使用されている色に合わせて、周りのカラーを生成し表示してくれるのだそうです。

ノエルさんは、人気テーマの開発者であるわけですが、恥ずかしながら私はその存在を全く知りませんでした。何故ならゼロから作ることが多いから(笑)。でも、あきらかにそれらを参考にした方が、より素晴らしいものが作れる気がするので、ちゃんと人気のあるテーマはチェックしよう、と心に決めました。うん。それが良い。

そして、「Webデザイナーはプログラマでもあるべき」という素敵な言葉もありました。「どこまでのプログラマ?」という疑問はあると思いますが、それはひとそれぞれで、プロジェクトによりけりですよね、きっと。より深くまでいければ、そんなに素晴らしいことはないですし、より面白いと思います。
ただ私は、どうしてもプログラムが苦手だという人には、これを無理やり当てはめる必要はないかな、とも思います。デザインだけで食っていけということではなくて、Webサイト制作に関わる、デザイン以外で得意な何かを、ひとつ以上持っているべきです。その場合は、傍に自分にない部分を補ってくれるプログラマさんが必要不可欠だと思いますが。

 


 

SESSION3では、ネッド・ワトソンさんが「Wordpressとデータポータビリティ」についてお話ししてくださいました。
先日参加させていただいた、「WebデザインNight」でもお話しがあったのですが、PCだけでなく様々なデバイスで、快適に見ることができるWebサイトを作ろうというお話しです。Wordpress はかなり手軽にそれが実現できる方法が既にありますよね。携帯対応も、iPhoneなどのスマートフォン対応も。
セッション中、コーディングをしながら実演していく予定だったようなのですが、回線のせいもあり上手く繋がらず・・・でしたが、ネッドさんのキャラクターが手伝って、始終笑いの堪えない楽しいお話しでした。それに「手伝うの大好き!」とおっしゃっていたので、連絡さえとれればネッドさんはちゃんとフォローアップもしてくれそうです(笑)冒頭でもおっしゃっていましたが、そのためにもローカル環境ではない所で、テストなりデモなりするべきだ、ということでしたね。これ重要ですよね。私自身、かなり乱暴な構築の仕方で、重要な所でバックアップさえとれば、むしろ本番サーバで構築を進めていく人間です(笑)。大きなプロジェクトだとそうもいかないのでしょうが、後で移行するのが面倒という・・・。閲覧権限は.htaccessで制御すればいいと言ったネッドさんの言葉に深く頷きました。

投稿とページの使い分けや、ショートコードの使い方や、フィルターの使い方など、より技術的な解説だったのですが、私があまり使い慣れていないことばかりだったので、自分がしっかり理解してからまた書きます。ひとつだけ、全く知らなかったのですが、Post Thumbnails なんていう機能を初めて知りました。今までこれに類似する使い方は、カスタムフィールドを使用していたのですが、こんなものがあったとは。早速使えそうなWebサイトがいくつかあるので、移行させていきたいなーと思います。

 


 

SESSION4は、Wordpress3.0がどのように変わるかという説明と、質疑応答でした。
Wordpress3.0 で大きく変わる点のひとつは、MUが統合されるということです。管理画面にnetworkというメニューができ、それを使用できるようにすると、MUのような機能が使えるツールがあるとのこと。というわけで、MU自体の開発は終了するのだそうです。私は、現在とあるサイトで「いつかMU使ってみたいです」という提案をしているのですが、それが・・・実現できなくなるというか(笑)、Wordpress3.0へのバージョンアップで実現できてしまうわけですね。楽!
そして、もうひとつ大きな変化として、新しいデフォルトテーマ「twenty ten」の存在は楽しみですね。CSSやPHPファイルを修正することなく、管理画面から簡単に背景やヘッダ、ナビゲーション、ウィジェットをユーザがより簡単にカスタマイズできるようになるのだそうです。直子さんもおっしゃっていましたが、クライアントさんへも、より柔軟性のあるテーマを作って提案することが必要になってくるかもしれません。

 


 

という感じでした。
「Wordpressだけで全てができるわけじゃない」と言いましたが、なんだかやりかた次第で、だいたいのことが出来てしまうのではないかという気がしてきてしまいました(笑)
オープンソースという形だからこそ成せるのだと思いますが、使い方のアイデアはいくらでも出せるし、それをやるための改良がされ進化してきた(これからも進化していくであろう)Wordpress には、面白い未来があるのではないでしょうか。

あと、直子さんからありましたが、Wordpressのアップデートは必ずするべきです。
善処します、私も(笑)

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この記事は2010年02月28日(日)11:07 PM に投稿されました
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2 件のコメントがあります

  • マクラケン直子  2010年03月04日(木) 11:42 PM

    お休みの日に、イベントへのご来場ありがとうございました。
    WordPress 大好き!なきもちを共有できて嬉しいです。
    投稿サムネイルは便利ですので、ぜひ使ってみてくださいね。tai さんがブログでわかりやすい説明を書いておられます。

    では、では。

  • 神田@ブログ管理者  2010年03月05日(金) 8:27 PM

    > マクラケン直子さん

    まさか直子さんにご訪問いただけるとは、天にも昇る気持ちです。
    これからもWordpressには、たくさんお世話になると思いますので、楽しんで使っていきたいです。
    ありがとうございますー!

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